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エヴェレスト 神々の山嶺(いただき)
ともぞう  
水分は摂取しすぎいうことはない でお馴染み、谷川ジローの漫画版の食事シーンがやたらネットに
出回ってる例のアレです。

先に言っとくと、期待してた食事シーンはほとんどなかったです(まあそんなに大事なシーンじゃないからしゃーない)

映画自体は・・・うーん、比較できるほど邦画の他の登山映画を観てないんで何ともいえないけど
実際にエベレストまでロケしに行って、5000mより高いとこで撮影したっていうだけあって
ロケーション映像の説得力はかなりありました。

エベレストに神秘性を感じさせるような、壮大なアングルの映像が何度も流れるので
劇場の大きいスクリーンで観たことには意味があったかな。

登山シーンも想像以上に迫力あって満足。ただ後半の危険なクライミング部分や、遭難しかけてるシーンは
セット&ブリザードCGエフェクトまんまなのがモロわかりでちょっと残念。

まあ八甲田山みたいにガチマイナス40度の吹雪の中で撮影とかいう、本物のキティみたいなことは
しなくていいので、これはこれでよし。

いろいろ消化不良ではあるけど、やはり阿部寛はカッコイイなあ という事で許す。
超人的な体力と登攀力を持った大男の天才クライマー なんて阿部寛くらいじゃないと説得力ないもんな。

劇中で阿部寛が演じた羽生丈二(はぶ じょうじ)、モデルがいるってことで調べたら
これは創作だろ みたいな壮絶クライミング(滑落事故後、凄まじい重症でもロープを再登攀)も実際やっててビックリ。
Date: 2016/04/03/12:57:41   [586]



チャッピー
ともぞう  
「第9地区」で有名になったニール・ブロムカンプ監督の作品。
本当はもっと早く借りて観ようと思ってたんだけど、
劇中内のゴアシーン(人体がブチ切れるシーンだとか)を配給会社のソニーピクチャーが
勝手に削除編集したってのが気に入らなくて、そこも入ってる完全版が出るのを待とう・・・

とか思ってたんだけど、結論から言ってその必要ありませんでした。
ぶっちゃけそこまでこだわるほどの映画でもなかった(あらら)

相変わらず面白いし、CGにセンスあるし、いろいろ刺激的で面白いんだけど
どーも各所でツメが甘いというか、シナリオが粗いというか・・・

「第9地区」の時はその語られない甘さが魅力になる内容だったけど
その後の作品である「エリジウム」、そして今作の「チャッピー」では
それが悪い方向にモロ出ている感じ。

富裕層の衛星都市の描き方の適当さ、知性のデジタル化の適当さ
どっちも本当にもったいない。 大筋それでもいいけど、もうちょいディティールを詰めるだけで
小うるさいこういうマニアが黙るんで、今後はあとちょいの作りこみに期待したい。

いきなり勝手なこと書いたけど、普通に面白かった!
ロボット警官の動きやデザイン、CGの出来は驚異的。ただ日本のアニメを参考にしたっちゅう
チャッピーのデジタルな「眼」表現は正直イマイチ。あれなくても耳とバイザーの上下だけで
十分いけたと思う。
Date: 2016/04/03/12:54:31   [584]

Re:チャッピー
ともぞう  
あとそれが新鮮だったといえば新鮮だったんだけど、人工知能の学習速度がちょいと遅いんでないかなと…
まあ人工知能というよか、人口知性って感じだったから、これはいいっちゃいいか。

有能な警官ロボと、重武装の鎮圧ロボ、鎮圧ロボがロボコップのED-209に似てるのは意図的なオマージュだよね。
あれはあれでかっこよかったからいいけど、出来ればもっとオリジナルな形の方がよかったかな。

ヒュージャックマンが普通に悪役。なんか珍しい。

チャッピーや主人公達もさることながら、チャッピーに関わってくるゴロツキ達のインパクトが強い。
ニンジャとヨーランディ。何、ニンジャって。

とか思ったら、この2人普通にダイ・アントワードっていうリアルなラッパーユニットで
しかもそのユニットでの名前もニンジャとヨーランディ。

ミュージシャン本人が本人出演かよ!何か昨今みないなそのパターンは。

演技が上手いか下手かはよく自分ではわからなかったけど、なかなか好印象のインパクトはありました。

しかしホントにいろいろ惜しい映画だなあ…

純粋培養の人口知性は世の中の悪意をどう学習するのか?粗暴さ、不条理、そして母の愛をどう理解し
学習するのか?
って方向性のほうが面白くなったと思うけどなあ。ああいう展開にするよりは・・・
Date: 2016/04/03/12:56:13   [585]



百円の恋
ともぞう  
低予算にもほどがあるインディーズみたいな映画だけど高評価を受けて、日本アカデミーの優秀作品賞とか獲ったことで話題になった作品。
いわゆる底辺映画。ダメ人間達がいっぱい出てくるのでシンパシーを感じる(自虐)

ダメダメな32歳の女が、ふとしたきっかけから100円ショップでバイトし、ふとしたきっかけからボクサーとつきあってふられて、突然思い立ってプロライセンス獲得を目指して人が変わったように猛特訓してライセンスとって、試合できるほどの実力はないのにどうしても試合するって聞かなくて、運よく試合できることになって、明らかに実力が上の4回戦の選手と試合をすることに

てな内容

底辺人間たちのダルンダルンな気だるい人間模様もそれなりに面白いけど、やはり見所は主人公がボクシングに打ち込み始めるところから。

主役の安藤サクラが日本アカデミーの最優秀主演女優賞獲ったのもわかる凄い演技。いや演技ゆうか、ボクシング技術。

最初のダメ女だったとき、ダルダルのジャージから見えてるたるんだ腰肉とか、もう ああ…ダメな生活の肉体だわ…感あって、確実にこの時リアルに役通りに太って怠惰なボディだったはず。

ボクシングド素人の時の演技も巧くて、最高にイライラするダメな素人パンチとか、どんくさいにもほどがある動きしてて、ダメ人間で怠惰な32歳女が急にボクシングとか始めたら、確かにこんなんかも・・・ってのを見事に体現してる。



そっからの急成長っぷりがある意味笑える
Date: 2016/04/03/12:53:00   [581]

Re:百円の恋
ともぞう  
だんだんではあるんだけど、くにゃくにゃ手振ってただけが、一応パンチになり、一応ジャブになり、どんどん磨かれて、最後には肩から一直線に放つ、スピーディでキレのある見事な「ジャブ」になっていくのが見ていて爽快。

どたどたべたべたくにゃくにゃと、走るというよりデブの小走りみたいなランニングしてたのが、ダッシュみたいな速さで延々走り続けるようになる。

鏡の前でひたすらジャブだったのが、ストレートも交えてワンツーになり、フック入れるワンツースリーのコンビネーションになり、トレーナーとのミット打ちでパンチ打った後にはダッキングで攻撃かわすようになる。

サンドバッグへの腰の入ったストレート、心肺機能を上げるために雄たけびをあげながら体力の限界までサンドバッグに打ち込むラッシュ練習。

フットワーク、シャドウボクシング。

もうこれらの動きがひたすら素晴らしい!!!

安藤サクラ、別にアクション女優とかじゃないんだよね。演技派の女優さん。しかもこの百円の恋、低予算だから撮影期間も短かったらしい。前からボクシング技能あったかどうか知らないけど、ここまでの動きはちょっとやそっとじゃ身につかない。

短期間で体得する才能と努力なのか、それとも前からボクササイズでもしてて覚えがあったからこの映画に選ばれたのか、どっちから知らないけど、とにかくなんともいえない感動のようなものがこのボクシングスキルアップシーンにはあるんですよ。

そのスキルアップシーンのつべあどがこちら

https://www.youtube.com/watch?v=vR8iVdRiQBs
Date: 2016/04/03/12:53:23   [582]

Re:百円の恋
ともぞう  
これもう大分上達したとこから始まってるからあまりピンとこないけど、最初のダルダルな動きや、たるんだ身体と呆けたしまりのない顔つき見てからだと謎の感動ありますよ。

映画としてはぶっちゃけそんなにピンとこなかったけど(あらら)
とにかくこれらのシーン、そして最後の試合シーンは素晴らしい。

試合の内容や展開もいい。いやホント演奏系映画とボクシング映画はある意味インチキだわ。最後それやると絶対盛り上がるもん。

個人的には 恋、いる?必要だった? って内容のような気もするし、ラストも個人的にはいまいちピンとこないけど、とにかく安藤サクラのボクシングスキルだけでも十分すぎるほど見所のある映画でした。
Date: 2016/04/03/12:53:45   [583]



MAMA
ともぞう  
んー MAMAがこれでもかと露骨に姿を表すまでの断片的なシーンや
スタンド攻撃でもされたのかと思うような
自分が絶叫してかけ布団に包まれたら
めくった布団で自分が寝ていた
何をいってるのかわからねーと思うが以下略はとてもよかったし
遠くにボンヤリしてる→次の瞬間グバーッッって来るのとこもよかった。

けど

話自体はどうもなー 感はあった。
不憫な母子、そのゴースト はいいとして
お子様遺骨ポイーはないんじゃないの?(笑)
なんかキャラっちゅうか、設定っちゅうか 何か大事なものが
強引にあそこでブレた感じ

結局妹はあっちにいっちゃったし
最近バッドエンドへの耐性が弱くなったから、ここでもマイナスつけちゃう

博士はともかく、おばさんがスカスカにされて殺されちゃうのもなあ・・・
親権争ってるけど悪人じゃないし
精神科医の先生、なんか「向こう側」のこと知ってるみたいなセリフ言いつつ死んで
その辺りのネタは回収されないのが何とも。じゃあ中途半端にあんなセリフ言わせないほうがよいのでは.

文句ばっかり書いてるけど、ゴーストとしてのMAMAの描き方は新鮮でとてもよかった。
実体がありそうで見せきらない中盤くらいまでがベストなのかも。
過去の回想映像も独特の味わいがあって好き。脚本練り直すだけ大化けしそうな作品だった。
Date: 2016/02/24/00:29:59   [580]



オデッセイ
ともぞう  
観てきた!!

面白い!!!!!!!!

想像より面白かった!!!!


マッドマックスみたいに誰が観ても面白いって映画じゃないけど
SF好きは見て損なしの傑作

何かもういろいろと自分のツボをつかれまくりで、ぶっちゃけ鑑賞中
いろんなとこで泣きまくったね。もうハンカチ欲しいレベル。

いや、アイアンジャイアントみたいに嗚咽レベルじゃないんだけど
なんかこう、じんわり涙が出てくるというか

それがいわゆる悲しいシーンでじゃないのがびっくり
狙ったような感動シーンでもない
なんだろう、うまく表現できない とにかくいろんなところで泣けた。

そして同時に笑った!ニヤリとさせるネタや、笑顔にさせるような洒落たジョークというか
品のあるユーモアがこれでもかと満載されてて、絶望的状況の映画なのに
悲壮感どころか常に笑いがある。

そしてちゃんと同時に悲壮感もある
ただのお気楽映画じゃない
Date: 2016/02/19/23:34:11   [578]

Re:オデッセイ
ともぞう  
もちろん原作が面白いからこその面白さなんだけど、「映画」として本当にそつなくというか
見事に完成してるのも大きい。さすが巨匠リドリースコット。
ヘンテコなクセのある監督じゃなくてよかった。脚本の内容に合わせた完璧な仕事。

マット・デイモン、痛みの演技はさすが。軽妙なワトニーの喋りを自然に再現しててとてもよかった。
ただもうちょっと頑張ってデニーロアプローチというか、痩せてもよかった気もしたな。
食料カツカツ感が正直足りないw まあガタイがアクションスターでご立派だから
ガリガリとか難しいんで、あれで十分か。


しかしこれ、本当に惜しいのが「邦題」
何オデッセイって
調べたら2001年宇宙の旅の原題が2001: A Space Odyssey だから だとか
アポロ13の宇宙船の名前がオデッセイ号だから とか諸説あるようだけど
もうズバリ

火星の人

これでよかったのに!!! これでよかったのに!! ホントこれが残念


あと謎の中国推しが残念って話もあるけど、なんか中国絡みは原作にもあるようだし
(娯楽映画なら)最大のお客様にサービスするのは当然のことなので
それはやむなしといったところでしょう。

んなことは細かいことですよ
とにかく面白かった!

映像と怒涛展開で体感アトラクション映画的面白さを追求したゼロ・グラビティもよかったけど
あれはちょっとエンタメに走りすぎて、現実的要素が潰れてSF感が薄れてしまった。

火星の人(あえてこちらで呼称)は原作者本人がいろんな意味でガチオタなうえ
WEB小説だったころからコアな人たちに監修受けてるんで
出てくる要素に嘘がない とまではいわないが、すごく少ない。

「科学」のフィクション まさしくサイエンス・フィクションな映画なんですよ!

ああ いい映画観たなあ 面白かった
Date: 2016/02/19/23:37:43   [579]



モールス
ともぞう  
クロエ・モレッツ主演、スウェーデン映画「ぼくのエリ 200歳の少女」のハリウッドリメイク。

ミレニアム→ドラゴンタトゥーの女 もそうだったけど、結構スウェーデン映画ってハリウッドリメイクされてんのね。

で、どうだったか。

んー・・・ ふつう(なにそれ)


いや、面白くて最後まで普通に観れるけど、なんだろう、この手垢のついた感覚というか、既視感というか・・・

孤独な美少女、卑屈ないじめられ少年、心の交流、吸血鬼(←スウェーデン版の日本語タイトルで事実上バラしてるのはひどいよね)
じつは脆弱な存在の吸血鬼、吸血鬼を愛した疲れた中年男

もうこのキーワードだけでなんかストーリー見えてこない? それだいたい合ってますよ。

何というか、コミックバーズで見た感満載というか… 夜刀の神つかいとか魍魎の函とか羊のうたとか
とにかくコミックバーズ感なんですよ(←頭悪いテキスト)

『それ』をハイクオリティな実写で観れる!という面白さがあったので楽しい反面
なにこれこんなの見たことない ってのがなかったのがこのローテンションの原因だろうか。

クロエは好きだけど、この作品にはあまり合ってないと思う。彼女は生命力ありすぎで儚い吸血鬼が似合わない。

あと原作小説がすでにモールスってタイトルで、実際にモールス信号を作中で使うけど、別にタイトルに使うほど重要じゃないのでこれもなんかモニャモニャ。

それよかハリウッド版が独自につけた原題『LET ME IN』直訳「私を中に入れて」の方が圧倒的に作品にあってるし、ミステリアスでドラマチック。

ほぼ作中テーマみたいなもんだけど、子供吸血鬼って人生ハードモードだよね。モノによっては無視する設定である。
「招かれないと所有者がいる家に入れない」がとにかくハードル高すぎる。
使い魔というか、日の光の下で動ける下僕がいないと生きていけない、本当に弱い存在。

まあとにかく、コミックバーズ感でした(くどい)
Date: 2016/02/15/10:28:31   [577]



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